木村信一さん
18歳から水交会に入り、「みこしまくり」は三十余年、この間「精進(惣助、幸助)」7回、という“みこしまくりの人”である。
- 時代の流れは早くいろいろなものが変化していく、そんななかでも形を変えず昔のまま続いている「みこしまくり」をいつまでも守っていきたい。
- 若い人には「みこしまくり」の技を身につけ、さらに盛り上げていってくれることを願っている。
- 最近、他のところの祭りでは、人が見ていないところは、手を抜いて神輿を車にのせて運んだりしているところもあるが、水無神社の神輿は、どんなに疲れていても必ず神輿を神社に戻すまで自分たちで担いでいく。人がみていないところでも手を抜かない、そんな心を大切にしている。危険が伴う祭りだからこそ、水交会はじめ、みんなが「絶対、けが人を出さない」という強い思いをもって祭りをしている。中途半端な気持ちでやると必ずけがをしてみんなに迷惑をかけてしまう。みこしをまくるとき、落とすとき、みんなの心がひとつにならなくてはいけない。祭りの成功を祈り、精進し自分の心を祭りにあわせ、自分を律して、心身を清くして、祭りに臨む。自分でやれるだけのことをして、あとは神にゆだねる。
- みこしまくりは、水交会や枠持ちには、厳しい戒めがある反面、他からきた人でも、快く仲間に入れる。伝統を重んじながらも、門戸は広く開けられている。
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