◆内 容:献花、藤村文学の朗読など
◆主 催:木曽福島公民館・木曽町教育委員会
◆共 催:高瀬家
◆後 援:日義公民館・開田公民館・三岳公民館
島崎藤村(しまざきとうそん)は、旧木曽郡山口村馬籠の本陣・庄屋・問屋である第17代当主“島崎正樹翁”の7人兄弟の末っ子として、明治5年(1872年)に生まれました。その後、20歳前後から雑誌等に寄稿し、長編小説「夜明け前」を執筆するなどした世界的に有名な文学者です。
藤村が2歳の時(明治7年9月)、藤村の姉“その”は、木曽福島の高瀬家当主“高瀬薫”氏に嫁ぎました。藤村は、26歳の時(明治31年7月)、この高瀬家を訪れひと夏を過ごし、詩集「夏草」を書き上げました。また、高瀬家は、藤村の小説「家」の舞台となった場所でもあります。
このように木曽福島は、藤村が過ごしたところでもあり、藤村の三男“蓊助”が2歳から13歳までの12年余りを過ごし福島小学校に通ったなど、かけがえのない縁ある土地であります。
そこで、この高瀬家で「高瀬藤村祭」を行うと同時に、この前後を教育・文化高揚週間として島崎藤村の業績に心寄せる行事を行っています。